不動産担保ローンと住宅ローンの違いは何?

不動産担保ローンと住宅ローンの違いは何でしょうか?

A答え

金利、返済期間、利用目的、抵当権の順位などの違いがあります

住宅ローンの場合、金利は年率0.6~4%程度で、返済期間を最長35年まで延ばせますが、不動産担保ローンの場合、金利は年率4~15%程度にもなり、返済期間は、5~10年程度が標準的で、長くて20年程度です。


また利用目的が、「居住用の住宅購入」のみと決められている住宅ローンに比べて、不動産担保ローンは何に使ってもかまいません。


他にも、住宅ローンの抵当権は必ず「1番抵当」であり、すでに家に別の担保がついていたら利用できません。一方、不動産担保ローンの場合、「2番抵当」以降でもかまわないケースが多いので、住宅ローンなど別の担保に入っている不動産でも利用できる可能性が高くなるなどの違いがあります。


イクラ株式会社代表。1986年大阪生まれ。関西大学文学部卒業。
野村證券株式会社に入社し、国内リテール業務を経て、その後三井不動産リアルティ株式会社(三井のリハウス)にて不動産売買仲介を行う。
不動産売買取引の契約実務や物件調査の経験をもとに、プロ向けに不動産の調査方法や用語解説、不動産市況、一般消費者向けに不動産業界の見えにくくわかりづらい不透明な情報をわかりやすく発信している。
主な資格は、宅地建物取引士、JSHIホームインスペクター、2級FPなど。

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