親の介護をした場合でも、相続額は同じになるの?

仕事を辞めて長年、親の介護をしてきました。

姉は少しも手伝ってくれなかったのですが、この場合でも相続額は同じなのでしょうか?

A答え

寄与分が認められる可能性があります

寄与分とは、亡くなった方の財産の維持や管理に貢献した人に与えられるものです。通常期待される程度の貢献では、寄与分は認められず「特別の寄与をした」ことが求めらます。


今回の場合、相続人が仕事を辞めて長期間にわたって被相続人の介護に専念したとのことなので、寄与分が認められ、相続割合が変わる可能性があります。


はつね司法書士事務所。関西学院大学法学部法律学科卒業。
奈良まほろば法律事務所に入社し、主に弁護士業務(一般民事、離婚、相続、企業法務、債務整理)などの書類作成に携わる。
司法書士資格取得後、不動産登記の専門家である司法書士の立場から、特に数少ない女性司法書士の目線で、不動産売買に関わる離婚や相続、債務整理などについてわかりやすく発信している。
主な資格は、司法書士など。

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