ダブルローンのデメリットは?

ダブルローンを利用するか検討しています。

ダブルローンのデメリットは何ですか?

A答え

2つの住宅ローンの支払いが重くのしかかることです

ダブルローンを利用すれば、今借りているローンとは別に新しく住宅ローンを借りることができるので、希望の購入物件が見つかったタイミングで購入することができます。


今のお家が売れるまでは、毎月2つの住宅ローンの支払いを抱えることになります。


また、今借りているローンが「住宅ローンの残債>売却価格」であるオーバーローン状態のときは、自己資金がない限り、基本的にダブルローンを利用することができません。


ダブルローンは、今のお家を売却して借りている住宅ローンを返済することが前提の商品です。なぜなら、住宅ローンは自己居住用のために金利が安くなっている商品であり、2つ住宅ローンを借りている状態というのは基本的に認められないからです。


そのため、オーバーローンの場合は、売却して足りなかった分について自己資金で支払うことができないかぎり、そもそもダブルローンを利用するのは難しくなります。


イクラ株式会社代表。1986年大阪生まれ。関西大学文学部卒業。
野村證券株式会社に入社し、国内リテール業務を経て、その後三井不動産リアルティ株式会社(三井のリハウス)にて不動産売買仲介を行う。
不動産売買取引の契約実務や物件調査の経験をもとに、プロ向けに不動産の調査方法や用語解説、不動産市況、一般消費者向けに不動産業界の見えにくくわかりづらい不透明な情報をわかりやすく発信している。
主な資格は、宅地建物取引士、JSHIホームインスペクター、2級FPなど。

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