不動産の鑑定と不動産の査定の違いは?

家の価格を調査してもらう際の鑑定と査定の違いは何でしょうか?

A答え

現実に売れる価格かそのモノの本質的な価値かの違いです

査定は、売買することが目的ですので、「売り手の立場」としての価格であり、売れる見込み買い手の多さ(市場性)を判断し、現実に売れる価格を出します。


一方、鑑定は資産の公正な価値を求めることが目的のため、市場性のほか収益性や費用性の面からも分析を行って、そのモノの本質的な価値を出します。


また、査定は不動産会社が無料で行いますが、鑑定は不動産鑑定士が行い、費用がかかります。不動産を売却するときは、一般的に「鑑定」ではなく「査定」を依頼します。


イクラ株式会社代表。1986年大阪生まれ。関西大学文学部卒業。
野村證券株式会社に入社し、国内リテール業務を経て、その後三井不動産リアルティ株式会社(三井のリハウス)にて不動産売買仲介を行う。
不動産売買取引の契約実務や物件調査の経験をもとに、プロ向けに不動産の調査方法や用語解説、不動産市況、一般消費者向けに不動産業界の見えにくくわかりづらい不透明な情報をわかりやすく発信している。
主な資格は、宅地建物取引士、JSHIホームインスペクター、2級FPなど。

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