オーナーチェンジ物件が居住用物件より安い理由は?

オーナーチェンジ物件はなぜ居住用の物件より安くなってしまうのでしょうか?

A答え

自己所有物件であっても自由に利用できないからです

そもそも、オーナーチェンジの投資用物件と居住用物件の査定方法は大きく異なります。


居住用不動産は、文字通り「住むため」の家で、取引事例比較法を利用して不動産価格を計算します。一方、投資用不動産(オーナーチェンジ物件)は、居住用と異なり、物件自体にお金を稼ぐ力(収益力)が求められます。


オーナーチェンジ物件は、収益還元法を利用して不動産価格を計算しますが、まさに物件自体が将来どれぐらいの稼ぎ出せるのか、収益力に基づいて不動産の価格を求める方法です。当然ですが、その物件の収益力が高ければ物件価格も高くなり、収益力が低ければ物件価格も安くなります。


イクラ株式会社代表。1986年大阪生まれ。関西大学文学部卒業。
野村證券株式会社に入社し、国内リテール業務を経て、その後三井不動産リアルティ株式会社(三井のリハウス)にて不動産売買仲介を行う。
不動産売買取引の契約実務や物件調査の経験をもとに、プロ向けに不動産の調査方法や用語解説、不動産市況、一般消費者向けに不動産業界の見えにくくわかりづらい不透明な情報をわかりやすく発信している。
主な資格は、宅地建物取引士、JSHIホームインスペクター、2級FPなど。

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