空き家として置いておくべき?売るべき?

息子夫婦と同居することになりました。

家は子どもたちへの財産として空き家で置いておくべきでしょうか?売るべきでしょうか?

A答え

このタイミングで売却するほうが節税になるケースもあります

相続した家を売って利益が出た場合、相続人は「空き家売却の3,000万円控除」を利用できます。しかしこの制度は適用要件が厳しいです。


一方で、マイホームの売却時にも「3,000万円特別控除」が適用できますが、所有者が住まなくなった日から3年後の12月31日までの売却にしか適用できません。


つまり場合によっては、所有者が存命のうち、かつ「マイホームの3,000万円控除」が適用となる期間に売った方が得するケースもあります。


グラビス税理士法人代表。1986年和歌山生まれ。産業能率大学情報マネジメント学部卒業。
現職の前身である石川税理士事務所に入所後、多岐に渡る業種の税務に携わる。
2017年1月に税理士法人化、2018年4月に代表社員就任。
不動産オーナーに対する税務支援も多いが、宅地建物取引士の知識を活かして税務の視点だけに囚われない提案を行う。
主な資格は、税理士、宅地建物取引士、AFP、相続診断士など。

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