自己破産するタイミングは家を売る前?売った後?
基本的には、売却した後がよいでしょう。
自己破産は「財産を持っている」か「財産を持っていない」かで手続きにかかる期間と費用が大幅に変わるからです。
売却前に自己破産してしまうと、財産を持っている為、管財事件扱いとなり、裁判所から選任される「破産管財人」が本人に代わって財産の処分・換金・債権者への分配を行います。
この手続きには時間がかかる為、期間は半年~1年ほどを要するだけでなく、裁判所への予納金50万円程度の費用もかかってきます。
それに比べて売却した後では財産がない為、上記のような複雑な手続きはいらず、同時廃止という簡易な手続になります。
期間も3ヵ月程度で費用もおさえらることから売却後をおすすめします。
ただし、自己破産そのものを逃れられるケースもあります。本当に自己破産する必要があるのかどうかはケースによって様々です。まずは、ご自宅がいくらくらいで売れるのか調べる必要があります。
はつね司法書士事務所。関西学院大学法学部法律学科卒業。
奈良まほろば法律事務所に入社し、主に弁護士業務(一般民事、離婚、相続、企業法務、債務整理)などの書類作成に携わる。
司法書士資格取得後、不動産登記の専門家である司法書士の立場から、特に数少ない女性司法書士の目線で、不動産売買に関わる離婚や相続、債務整理などについてわかりやすく発信している。
主な資格は、司法書士など。
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離婚が原因で家を売却するのですが、自己破産する場合は、家を売る前か売った後かどのタイミングですればよいのでしょうか?